世界No.1の最強姫《大修正中》





学校から倉庫まではそんなに遠くなかったらしく数十分でついた。


置いて行かれていた3人もやっぱり暴走族。


私たちが着いて間も無く到着した。


どれだけ飛ばしてきたことか…


警察沙汰にならなくて何より。



「置いてくなんて酷いよーっ!」



「サツに追っかけられたじゃねぇの」



「楽しかった」



なってたのね。警察沙汰。


まぁでも、さすが全国No.1ってところかな?


捕まらなくてよかった。



「行こう?」



うるさくなりそうな3人を放置し、蓮と悠哉に話しかける。



「そうですね。行きましょうか」



歩き出した悠哉に続く蓮。


舞蘭の倉庫に来たからなのか学習したからなのか大人しくついていく3人。


いつも騒がしいのに慣れているせいで違和感しかなかった。


とは言え舞蘭の倉庫だ。


希龍の事よりも"早く会いたい"そんなことばかりで頭がいっぱいになる。


そんなパンクしそうな想いと共に舞蘭の倉庫へと足を踏み入れた。