考えても結局わからない私は悠哉をじっと見つめる。
その視線に気づいた彼はやっぱりクスクス笑いながら「簡単に言うと俺に妬いたんですよ」と教えてくれた。
「悠哉にメールしなきゃ良かったってこと?」
「まぁ、そうなりますね」
うーん。やっぱりピンとこない。
朝だからかな?
考えてもよく分からない。
これ以上悠哉に聞いても無駄な気がした私は本人に直接聞いてみることにした。
進んでいく途中「なんか蓮に歩いてく勇者かいるんだけど〜?」「大丈夫かあいつ」なんて声が聞こえる。
その声を気にすることなく進む。
目の前にいる総長様はやっぱり不機嫌で黒いオーラをバンバン出している。
「蓮?どうして怒ってるの?」
聞いたはいいものの「怒ってない」の一点張り。
一向に進まない会話。
怒ってる理由は問うだけ無駄だと思いメールの事を聞いてみることにした。
「悠哉にメールしちゃダメなら誰メールしたらいいの?焼いてるって何を?」
一応悠哉が行っていた通りの事を聞いてみる。
すると今までとは違う返事が返ってきた。

