そんな中私はある事に気づいてしまった。


それは…それは…



「私…光にぃ達と同じ学校…?」



できる事ならこのまま夢オチでお願いしたい。


光にぃだけならまだしも類にぃなんかいたらろくな高校生活を送れない。

直感的にそう思った。



「あら、今更気がついたの?」



どうやら私は現実逃避すらさせてもらえないらしい。

ここまでくるともう既に物を言う気力すら無い。



「美希と同じ?それは嬉しいね」



「よっしゃぁ!美希と同じ学校だぜっ!」



今更話を理解したらしい二人を途端に騒ぎ出す。

特に類にぃ。類にぃがね。

いつもなら言い返すものの今はただ遠目に見つめることしか出来なかった。