さっきの声は亮平の影に隠れている人にむかわれたものだった。 女の子は亮平の腕を掴みながらなにかを必死に説明しているようだった。 修羅場、か。 見なかった事にして通りすぎようとしたあたしは 通りすぎる瞬間に女の子と目があってしまった。 …あれ、利麻… よく考えてみれば亮平と利麻は付き合ってるんだからあたり前か。 亮平と言い合う=彼女って考えるのが普通。 そんな事を思っていると 利麻の目から一筋の涙が流れた。 その瞬間亮平掴んでいた腕を離し利麻は校舎の方に走っていった。