愛里は後ろに下がってるけど…


バカじゃね?



普通に壁あるって…




愛里の前にしゃがむ。




「なぁ愛里?」




うるさいから、もう少し静かにしろ。




そういうつもりだった。




なのに…なんだよこいつ!




うるっとした目で…見んなよバカ!


「…誘ってんの?その顔…違反」




気づいた時にはもう遅い。



俺今なんていった?



やばい…心の中で言ったつもりなのに…あぁ、バカじゃん。



俺は愛里のほっぺに、なにかついてるのを見つけた。




…うまく誤魔化せたかな?



あぶねぇ…俺。