向かい合った形で、観覧車に乗る。 「なぁ愛里」 手で涙を拭いても、涙はとまらない。 「…なに…」 「俺はさっき、楽しくないって言ったか?」 「…いってない…でも!」 でも! 楽しかったは違うって… 「楽しかった、じゃない。楽しいだ。そして、今から1時間が俺の実力発揮。わかったか?」 え… じゃぁ何? あたしの誤解…? 「泣かせるつもりなかった…ごめん!泣いた分取り返してみせるから…なくなよ…」 そういって、あたしの頭を優しく撫でる。