「…なんだよ…」




「別にっ?」




ホントは嬉しくてしょうがない。



だって…だって!




ずーっと大好きだった優斗と…




今付き合ってるんだよ?




あぁ!


今なら嬉しくて飛べる気がする。



まぁ…さすがに飛べないだろうけど…





「愛里、好きだよ」



あたしの歩幅にあわせながら歩く優斗。




「あたしも…好きだよ」



あたしは今、日本一の幸せ者かも…!



ねぇ優斗、ホントは好きじゃない。




大好きだよ!