「まぁな。まさかここで…こっちで会えるとは思ってなかったよ」




俺もそう思う。


偶然じゃない。


必然だったんだ。





「おめでとうございます」




「おっ!お前から言われるなんてな」




「…どーゆー意味ですか?」




「ははっウソだって」




思いっきり笑う晴也先輩は、いつもの晴也先輩だった。




「あ…俺そろそろ戻ります。待たせてるやついるんで…」




「そうだったのか…悪いな。引き止めて。あそこのおでん、おごってやるよ」



そして晴也先輩は、おでんを買ってくれた。

結局、愛里が食ったけど…いっか。