花火が打ち上げられている時。


寒い…寒いよっ!



時間がたつと急に寒くなってきた…


地面にしゃがむ。
少しは温かくなるかな?


どうしよっ…


優斗帰ってこないし…



もう少し待ってればいいかな?




それとも勝手に、あったかいもの買いに行っていいかな?






「わりっ…!遅くなった!」




優斗の声だ…!





「…愛里?」




寒い!

そう言いたいのに、声が出ない。




「おい愛里!どうした?」