その言葉とともにふんわりとした香水が広がった。
動揺しつつもうなずいた。
[そうか-!!よかった♪]
ポンポンと私の頭をそっとたたくと、保健室から出ていった。
[大丈夫??]
先生にそう問いかけられ
[はい。入学式まだ間に合いますか??]
人生真面目に生きてきた私は、そう問い掛けた。
[もう無理かもね。教室戻りなさい。]
眼鏡をそっと上げ冷静に答えた
[はい。]
答えると同時に立ち上がり、保健室を出た。
シーンとした廊下を一人で歩く私。
足音が廊下に響きわたる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…