私は学と結婚した後に愛美ちゃんと久しぶりに会うことになり、カフェで待ち合わせた…

愛美ちゃんはその容姿を活かしてモデルの仕事をしている

先にカフェに着いた私は入り口を見ながら愛美ちゃんが入ってくるのを待っていると

愛美ちゃんが颯爽と姿を現しカフェに入ってくる…

その美しさにカフェのお客さんの視線も釘付けだ!

挨拶の言葉より先に思わず感嘆の声が漏れる

「メミちゃん相変わらず…お美しい…」

「うん!アリガトー」

彼女には謙遜など必要ない…本当に眩しいくらいに輝いている

「舞衣ちゃん結婚おめでとう♡学君の執念が実ったね!」

「ありがとうメミちゃん…でも執念って怖いんだけど…」

「だって一人の女を20年間一途に思うって『執念』だよね?」

「・・・・・」

(まぁ~執念でも何でもいいよ!私…幸せですから…)

「私…小1の夏に学君に振られたの…

直接『私のこと好き?』って聞いたんじゃなくて…

『フランス人形と日本人形』どっちが好き?って感じで聞いたんだけどね

『俺…日本人だから日本人形だな!』ってスパッて言い切られたの…

あの時から学君は舞衣ちゃんのことが好きだったんだよね?

後にも先にも私を振ったのは学君だけなんだから…」


あの夏の出来事を愛美ちゃんは笑って教えてくれた