いちごパンツのポートレート


部屋に入りワインに合う料理をルームサービスで注文してから、嫌なことを洗い流すべくサッとシャワーを浴びる。

ルームウェアーに着替えワインを開ける。

「ぷはぁーーー」

さすが蓮兄のとっておきのワインめちゃくちゃおいし~い。

おつまみをお腹に入れる前にもうボトル半分空けてしまった。

「美味し過ぎるのもまずいわねぇーーー」

褒めているのか?

貶(けな)しているのか?

酔っぱらっているのか?

「ぐっふふふーーー」

何だか可笑しくなってくる。

扉にノックの音が聞こえ

「はーい」

元気に返事をしながら扉を開けた。

料理を持って来たホテルマンが立って居るものと思ったら

「えっ!何で居るの?」

思いがけない人の登場に本気で動揺する私。