いちごパンツのポートレート


俺の言葉は全く予想外であったのだろう…

優子さんの表情は呆然自失?という感じで少し笑えた…

人生の岐路に立って居ると感じるからか?何時になく饒舌な俺

「秋山部長のおかげでこんなにも早く再会できました。

でも今日じゃなくても…

マスターにあなたのことを教えて貰うつもりでいたんです。

そして必ず会いに行くつもりでした。

優子さん…俺と結婚を前提に付き合って下さい。

…お願いします。」

緊張しながらもどうにか一番伝えたかった事を口にすることが出来た!


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小原さんの告白は全く予想していなかったので本当に驚いたけれど…

私も初めて会った時から彼のことが気になっていた。

誠実そうな人柄に好感を持っていたので、素直に彼の告白をとても嬉しく思える。

だから彼へ何の迷いもなく返事をする。

「…あの、私で良いんでしょうか?

はい…こちらこそよろしくお願いします。」

笑顔で彼の顔を見つめながらそう伝えることが出来たから…