「……陽富さんがこんなことを考えてたなんて全然知らなかったよ。
何か、凄くびっくりしちゃったな。毎日メールをやり取りしてるから、もうお互い色んなことを知ってるんだって勝手に思ってた。」
私もそうだったと言うと、空渡さんは微苦笑した。相手のことが100パーセント分かるなんてあり得ない。なのに、私達はそれを求めてしまい、“サイコメトリー”への憧れを捨てきれない。
「分からないから相手の機嫌をうかがうのにね……僕は大事なことを忘れてたみたいだ。」
「私も、何でこんなに考え方が違うんだろうっていつも不安でした。自分の中だけで納得したり、友達に相談したりはしてたけど……肝心の空渡さんには何も言ってなかったです。」
「僕も、陽富さんはこう思ってるって勝手な解釈をしてる部分があったんだ。
……でも、おあいこだよね、きっと。これからは小さな不安も話し合うことにすれば、お互い嫌な思いをすることもなくなるんじゃないかな?」
お互いが納得したのを確認した。私達は改めて向き合う。今までも向き合っていたんだと思っていた。でも、きっとそれは“顔を合わせただけ”。分かった気になっていて、何一つ分かっていなかったんだ。
何か、凄くびっくりしちゃったな。毎日メールをやり取りしてるから、もうお互い色んなことを知ってるんだって勝手に思ってた。」
私もそうだったと言うと、空渡さんは微苦笑した。相手のことが100パーセント分かるなんてあり得ない。なのに、私達はそれを求めてしまい、“サイコメトリー”への憧れを捨てきれない。
「分からないから相手の機嫌をうかがうのにね……僕は大事なことを忘れてたみたいだ。」
「私も、何でこんなに考え方が違うんだろうっていつも不安でした。自分の中だけで納得したり、友達に相談したりはしてたけど……肝心の空渡さんには何も言ってなかったです。」
「僕も、陽富さんはこう思ってるって勝手な解釈をしてる部分があったんだ。
……でも、おあいこだよね、きっと。これからは小さな不安も話し合うことにすれば、お互い嫌な思いをすることもなくなるんじゃないかな?」
お互いが納得したのを確認した。私達は改めて向き合う。今までも向き合っていたんだと思っていた。でも、きっとそれは“顔を合わせただけ”。分かった気になっていて、何一つ分かっていなかったんだ。



