到着したらボーイが知らせに来るということで、私達は仕事に戻った。
平日一日20本ぐらいは普通に指名がくる私と莉璃華。
お客様と長くずっとはいられない分、繋げておくのが重要視。
ヘルプの子たちにもかかっているけれど。
「失礼します。姫來羅でーす!」
「姫來羅ちゃーん。今日もドレス可愛いね」
「ありがとうございます!」
今のお客様は大手会社の社長さんの大橋さん。
いつも客3人分くらいの大金を使うので太客の一人。
「ドンペリピンクとあと姫來羅ちゃんの好きなもの選んでいいよ」
「はーい。んーと、豪華フルーツ盛りがいいなぁ」
「じゃあそれで!」
ドンペリピンクは一本20万ぐらい。
豪華フルーツ盛りは本当に超豪華で15万。
この店しか扱っていないもの。
最初はこんなもんだけど太っ腹で、ヘルプの子たちだけのときも沢山頼んでくれる。
