明日、別れましょう






「別れるったら別れるの!」


「別れない。別れたけりゃ、その理由を話せ」


「だから、話したら爽汰、あたしのこと嫌うでしょ、って!」


「ふぅーん?」





にやり、と笑みを浮かべると、彼女は顔を覆っていた手を離して「なによ」って俺のことを叩いてくる。


あー。藍羅さん暴力はんたーい。




まぁ、痛くないから良いんだけど。





「俺、藍羅のこと嫌いになっちゃダメなの?」


「ダメに決まってるでしょ!?」


「何で?」


「何でも!」






もー。ここで「好きだから」とか言ってくれたら、俺すっげぇ嬉しいのに。

言わないところが意地っ張りの藍羅らしいというか、なんというか。