あたふた手を動かした俺は、最終的に、右手を彼女の頭に乗せた。 「触んないでってば!」 まぁ、振り払われちゃったわけですが。 仕方なく、俺はソファーを降りて、俯いている藍羅の正面に座って、顔を覗き込む。 おーおー。 さっきまで青白かった肌は、泣いちゃって苦しいのか真っ赤だ。 メイクもぼろぼろだってーの。目元こするなよ、アイメイク落ちるぞ。 ふっと笑って、再び頭を撫でる。 ……案の定、払われたけど!