……本当、うまく誤魔化さなきゃ。 ゴクリ、とつばを飲み込んで、へらっと笑って見せる。 「あのさ、あたし、爽汰とは中1からの付き合いなわけ。今更あいつ裏切ることできないし。……それに、あたし、野村みたいなタイプ嫌いだし」 「……」 ちょっと。本当、由依ってば。 そんな疑うような冷たい目向けないでよ! まん丸の目が細くなって、探るようにあたしをじっと見据えてくる黒い瞳に、ドクッドクッと心臓が飛び跳ね続ける。 「……由依、それ以上疑うんなら、あたしらここまでかもね。それじゃ」