本が好きだからって理由なだけで文系に来たけど。 英語さえ苦手だったあたしが、今や英語にドイツ語に中国語を履修してるなんて笑える。 「おー。予習とかえらいじゃん! つぅかさっき、すっげー楽しそうな話聞こえたんだけど!」 「……うるさい」 そんなあたしのもとにいきなり現れた、金髪の男の子。 太陽みたいに眩しい笑顔を浮かべる彼は「飲みに行くなら俺も行く!」とか言いながら、となりの席に座った。 チラッと由依を見ると── すがるような瞳でウィンクをする。