明日、別れましょう




あー。別れるとこの手ともお別れなのか。


それは嫌だなぁ。






なんて思いながら爽汰をじっと見つめると、彼は照れ臭そうに口元に手の甲を添えた。






「……何?」


「別に。食べよっ」


「うん。いただきます」





ふたりで手を合わせて食べ始め、食べ終わるとごちそうさま。



爽汰が片付けているうちにあたしはお風呂。