「ただいまーー」

玄関に入ってそういうと私の声が響いた。

しーーーーん。

その言葉に返ってくる言葉はない。


「……。今日も遅いのかな…」


蒼空は、落ち込みながら家に入った。




桜 蒼空

それが少女の名前だ。

彼女は、両親と兄と4人家族だ。

しかし、両親と兄は仕事の為今は、蒼空ひとり