そして、僕と美月が付き合って1年が経った晩。

僕は美月に1年経った祝いのメールを送ったのだが、美月からはこう来たのだ。


「あれ?!もう1年経ったの?!」


僕は忘れかけていた怒りが込み上げてきた。

「あれ?!もう1年経ったの?!」

だと?
まるで、

「自分達の記念日を忘れている」

ような言い方だった。

普通ならば、

「1年経つのあっと言う間だったね!これからも、宜しくね!」

などの様な返信が来るはずだ。

だが、美月はそうで無かった。

僕は決心した。




「美月と別れる事」

を。