*煌軌Said*
飲み物を取りにライがキッチンに行ったあと、俺はさっきの事を思い出していた。
予想以上に面白い奴だった。
頭もキレるし状況判断もうまいし、周りをよく見てる。
それに何と言ってもあの自分主義なトコが、
「おもしろい子でしょ?ライ」
思い出し笑いをしていたらソファーの所から聞き慣れた声がした。
「起きてたのかよ、鏡羽」
声の方に顔を向けると、ニコニコと笑っている鏡羽がいた。
「アンタ達が話始めたときぐらいからね。
キャラが濃いっていうならアンタ達も同じだと思うよー?」
「…趣味悪い…」
気づかない方が悪いんですー、と楽しそうに笑う鏡羽。
「あたしがこんな楽しい舞台をつまんなくするワケないじゃんねー。
これからもっともっと楽しくなるのに」
クスクスと笑う鏡羽に俺は1つ問いかけた。
「ライを選んだ理由は?」
鏡羽はキョトンとしたがすぐに口元を引き上げて妖しい笑みを浮かべた。
「あたしを楽しませてくれると思ったから」
そう言って、自分の肩に寄りかかっている柚璃をそっとソファーに寝かせたあと席をたった。
ああ………ほんとに…
――あの自分主義なトコが、
鏡羽にそっくりだよ、ライ。
*煌軌Said End*


