キミと復讐という裏切りをしよう




日付をまわった午前2時。





俺は大して面白くないバラエティー番組をぼんやりと眺めながらお菓子をつまんでいた。






いつの間にか鏡羽と柚璃もソファーで並んで寝ていて、今起きているのは俺と煌軌。







静かな室内に響くテレビから流れる笑い声。





おもむろに煌軌が口を開いた。






「コイツらを見て、ライはどう思った?」



「どうって?」



「んー、第一印象とか」





第一印象ね~。



ソファーに並んでる女2人と、床に倒れ酔いつぶれている男を横目で見る。






「…キャラが濃い変なヤツら」



「ははっ!たしかにキャラは濃いし変な奴らだよな」





可笑しそうに笑う煌軌。






「とくにあの女…鏡羽は、面白い眼してるよね。何か大きなコトを企んでるような、そんな眼」






酷く暗い闇の中にいるような眼をしてるのに、野心を抱いているような真っ直ぐな眼。






「やっぱり見る目はあるみたいだな」






ニヤッと笑って、煌軌がそう言った。