学校から出た後、俺は繁華街に来ていた。
ここら辺の繁華街はケンカ好きの不良がいっぱいいるから歩くだけでケンカ売られる。
俺はそのケンカを片っ端から買っていった。
もちろんそのままの格好だとみんなビビって売ってこないから、パーカー着てフード被って顔を隠してるけどー。
「ぐあぁ!…ひっ!や、やめっ」
「な、何だよコイツ!!っぎぁ…!」
「ひぃ!っギャアアァァァァア!!!」
ホント弱いヤツばっかでつまんなー。
気づいたら辺りは真っ暗でケータイを見ると、9時すぎになっていた。
人通りが少ない路地裏を歩く。
すると急に背後に殺気を感じ、とっさにしゃがむ。
しゃがみこんだ俺の頭スレスレにヒュンッと風が通り過ぎる。
思わず冷や汗が背筋を流れた気がした。
振り向くと足を下ろしている女がいた。
「あはっ♪やっぱりあれは避けちゃうかー」
チッ。よりによって女かよ。
女には手が出せないーとかそう言うんじゃなくて、ただ単に女を見たくないだけ。


