「憐ちゃんは学ラン似合ってるねー」 「そう……?」 歩いている途中、静かだったから何となく思ったことを声に出す。 憐の顔を見ると、私から目線を逸らした。 「もしかして、照れてるの?かわいーっ」 「…………うっせ」 憐ちゃんは、私の頭をくしゃくしゃっと撫でた。 ……絶対照れてる。 「え、ちょ、顔見せてー!」 「嫌だ、」 顔を背ける憐ちゃんを無理やり此方に向かせる。 案の定顔は真っ赤だった。