次の日。 優哉さんの病室に向かう。 優哉さんに会うことを決意したときに、決めたこと。 『ありがとう』を伝える。 そのためには、優哉さんに今までのことを言わなくてはいけない。 もしかしたら嫌われてしまうかも知れない。 けど、黙っているのは嫌だ。 コンコンッと優哉さんの病室をノックすると 「はーい」 という声が帰ってきた。