「なんで、そんな……」 優哉さんの瞳が揺れる。 私はそんな優哉さんの手をつかんだ。 「優哉さんのお父さんが、あのトラックの運転手さんだって、優哉さんが私を助けてくれた事実は変わらない」 つかんだ手をぎゅっと握る。 「好きです、優哉さん」 あなたが私を助けてくれたあのときからずっと。