ペロリと官能的に舌を湿らせた椎君は、壁へと僕を追いやりドンッと腕をついた。


いっておくけど、僕は男。



「勝手に入りやがって。死にたいのか?」

「私!椎君が好きなんです!」

「そんな趣味があったのか」

「好きなんです!!」



よ、よし。

よしよし吉野家。

一応騙したよ僕!
騙してるよ!



「真帆。」

「んー?なぁに椎君──────────ハッ!!!」



(゜ロ゜; Σ(´□`;)




しまったしまったしまった!
しまったの三条!


しかも変な絵文字が出てしまった。


「さ、さようなら!」

「待てよ」


逃げようとする僕の肩を掴み、椎君は鋭く睨んだ後。



「次は、無いからな?」

「は、はいいいっ!!!」





こんな事するんじゃなかった。