振り向いた先には

笑顔で手をふる聖夜と、明らかに眠そうな顔の隼人が

小走りで向かってくる。

やばいっ、朝からツいてる!!


「みんなで行こう?」

詩音が言う。

「おうっ!」_隼人。

私は目で隼人を冷やかした。

軽く睨まれたけど…(笑)


そーゆーの、いいなぁ…


それから私たちは、4人で

ぎゃあぎゃあ騒ぎながら通学路を歩いた。


教室にも一緒に入る。

決まってクラスメイトからは、

「え、あの4人ってWなの?」

「えー隼人くん…」

「せいやぁ。」

何て声がコソコソ聞こえる。