「はぁよ。

今日、なんか雰囲気違うじゃん。」

聞こえた、愛しい人の声。

「そ、そーう?

学校じゃ髪くくってるからか…なっ⁉︎⁉︎」


やっと顔を上げて聖夜を見て、びっくりした。

「ん?どした?いこーぜ。」

ヤバい。

「……っこよすぎだよ…」

かっこよすぎだよ。

「ん?なんか言った?」

「う、ううん!何でも!」


そんな私達のやりとりを
詩音と隼人が微笑みながら見てたのは
気づきもしなかった。