その後、ブーたれる兄貴に迎えきてもらって、咲ちゃんを家まで送っていった。

「兄貴さぁ・・咲ちゃんがあんなに大変身するってわかってたの?」

「キャサリンの手にかかれば誰でも変身するって思ってたけど、咲ちゃんは予想外だったな。 ぶっちゃけ想像以上?」

「だよねぇ・・ きっと大吾に怒られるよ?」

「は? 綺麗にしてやってなんで俺が怒られるわけ?」

「だって、いままで目立ったなかったのに、あんなに綺麗になっちゃって、嫌でも目に付くじゃん! 咲ちゃんを狙ってくる輩もいるでしょ?」

「あぁ・・そういう事? でも、大吾にはかなわねぇだろ?」

「そういう問題じゃなくてさぁ・・・。 でもさ、行きも帰りも送ってもらって悪いんだけど、フルスモのBMで若葉マークってどうなの?」

「は? てめ!!! 免許とって1年はこの若葉ちゃんと運命共同体なんだよ!」

「若葉ちゃんって・・・」

そして、迎えた月曜日・・・

午後から姫花の2回目のお仕事に咲も同行していく日になった。