無愛想な彼が私を見ない理由



「……あの子、名前なんて言うの?」


俺は編み込みちゃんのほうを見て、そう言った。


………名前が知りたい。


『え?あ、葉月ちゃんのこと??』


………葉月?

名前はけっこう活発そうな名前なんだ。


「ありがと」


『ううんー!』


……彼女にホントに興味を持ったのは、

その辺からかな?


別に本屋で一度、顔を合わせたことがあるから

彼女だけは何か違う…

それだけの話。


あの時会ってなければ、

きっと彼女と話すことなんて無かったはずだ。


だって、男子となんて彼女、話さなそうじゃん?