無愛想な彼が私を見ない理由




先生によばれて、皆にぱぁぁっと無駄な笑顔浮かべて、


「柳 莉久です。

よろしくお願いします」


なんて言って。


今思うとかなり適当だったかもしれないけど。


その時、俺の目に映ったのが彼女だった。


(あ、あの子本屋で会った……)


面白い反応をした子。


横髪を編み込んだそこそこの身長の女の子。


「あ、編み込みちゃん」


ちょっと言ってみた。

ちょっとだけの好奇心ってやつで。