無愛想な彼が私を見ない理由




話していた女の子たちは帰ってしまった。

多分、同じ学校の子…なんだけど。


うーん…、分かんないなぁ…。


まぁ、いいや!


私に関係ないもんね!なんて勢いよく振り向くと、

目の前には人がいて、


「わっ!」


思わず声が出た。

私が思いっきり振り返って驚くとか…、

迷惑なことを……。


「ご、ごめんなさい……」


顔を上げるとそこには、


『あ、俺こそごめんね』


佐倉くんとは真逆な感じの、

男の人が立っていた。