『んー。まぁ、じゃーね葉月』


「うん、またね」


叶波と別れて後、私は

ゆっくり家に向かった。


うー、まだ顔が熱い…………。


初めて話したんだから、当たり前……なのかな。


(佐倉くん、また話せるかな……)


………なんて、そんな甘いこと無いよね。


けど、おまじないの効果効いた……っ!


けど、もう叶わそう……。


「…………ふぅ」


私は家のドアを開けた。