「わ、分かった!」 「じゃ、俺行くから。」 弓弦はそう言って、ドアの方へ踵を返した。 「あ、待って……」 思わず、そう言ってしまった。 弓弦はこっちを見て何?と言いたそうな顔をしていた。 「あの…ありがとう!これからも、相談していい?」 そして、勢いに乗ってそう言った。 「…好きにすれば」 そして、弓弦は屋上を出て行った。 ____この時、私は知らなかった。 弓弦にあんな顔をさせてしまう事を_________