「浩哉は彼女なんていない。」
「え、でもさっき…」
はっきりと彼女いるって言ってた。
「なんか理由あるんだろ。とにかく浩哉に彼女いたら、俺は知ってる。」
本当にいないのかな?
「私…好きでいていいのかな…?」
「誰を好きでいるのかは自由だ。」
好きでいるのは、自由……
その言葉が心に響いた。
「海城くん、ありがとう!私頑張ってみる!」
「弓弦」
「え…?」
「弓弦でいいから。その代わり、俺も舞って呼ぶ。」
自然に名前を呼ばれた。
やっぱりクールだな….そりゃあモテるよね…
運動も出来て、頭も良し。
それに性格も容姿も良いときたら女の子は放っておかないよね。

