-Mai-side




「おはよう、舞」




「うーす」




「おはよう、佳織、彼方。」




今日もいつも通り幼馴染の佳織と彼方の3人で登校していた。





そして、校門のところまで来ると、




「お前らは本当仲がいいな」




と浩哉が声をかけてくれた。





ドキッ…




あれ、またドキって。

なんでだろ…浩哉の顔見ただけなのに…



自分の気持ちがわからず顔をしかめていると



「どうした?変な顔して」


浩哉が心配そうに覗き込んでくる。



「な、なんでもないから!」



そう言って私はすぐに顔を逸らした。
顔が熱くなっていくのが自分でも分かる。




何か分からずキョトンとしてる浩哉と




「朝から見せつけてくれるわね」



といい笑みを浮かべる佳織。



「今日の一限目ってなんだっけ?」



彼方はそんなことを言っている。




なんか、私の高校生活大変なことになりそう…