「ねぇ、君A組の大塚舞ちゃんだよね?」
突然知らない人にそう言われた。
同じ制服着てるから、学校の人だ…
私になんの用かな…?
「そうですけど…」
私は恐る恐るそう答えた。
「前から可愛いと思ってたんだ。1人なら俺と回らない?」
そう言って、私の腕をグイッと引っ張る。
そしてその瞬間、後ろから手が伸びてきて私の首に回された。
片方の手にはアイスが握られている。
「へぇ、人の彼女に手ぇ出していいんだ?」
私の大好きな声が聞こえた。
少し後ろを振り向くと、凄い剣幕をした浩哉がそこにいた。
「この子、俺のだから気安く触んないでくれる?」
そう浩哉が言うと、その男子生徒は、チッと舌打ちをして離れていった。

