私の意思…?
先生はしっかりと私の顔を見ながら続けた。
「実は、舞ちゃんの病気を治せるところがないか探しててね。アメリカのアーティスラ病院というところから報告書が届いたんだ。
日本はまだまだ医療機関の発達が遅れててね。でもそこの病院なら舞ちゃんの病気が治せるかもしれないんだ。」
私の病気が治せる…?
そんなの一回たりとも思ったことがなかった。
私は確実に着実と死の準備をしていた。
「先生本当ですか!!」
お母さんが身を乗り出すように聞いた。
「はい。舞ちゃんがこれからも生きられる確率は非常に高いんです。でも……」
そこまで言って先生は言葉を詰まらせた。
その後には一体何が続くの?

