そのあと、10分くらいドッチボールをしてレクリエーションは終わった。 結果は…私たちのチームが2位で、和哉のチームが1位だった。 ここまでは、良かった。 問題は、帰りのバス。 席はいきと同じ…つまり、和哉と隣。 席につくと、和哉はもうすでに隣にいた。 目が合って、和哉が 「もう、大丈夫か?」と窓の外を見ながら小声で言った。 「うん。あれから、また来てくれたんだよね、ありがとう。」