「お前に合わせたい奴らがいる」







動きが止まる


だってそこにいるのは





「ゆっ悠くん?」








「おう!由月!」









「こいつがおれの右腕な!一番信頼してるやつなんだ!」




満足げに言う隼人








「うれしーぜ隼人!」









悠くんも答える








「え?!悠くんいつのまにこっちに来たの?!?!」










たしか家は故郷の近所だったはず









「腕を見初められてさ!スカウトでこっちに来たんだ」








ふぇえええ?!知らなかった
でも







「悠くんに会えて嬉しい!」







初恋の相手だしすごく好きなひと







あ!今は藍くんが一番だけど!








「///嬉しいこと言うなよ」








なんでそんな赤くなってるの?






首を傾げてると







「それ計算?由月は天然?」









「ちがうよ?これはヘアアイロンでぐるぐるに髪の毛なってるだけ!」









「天パのことじゃねーし!まぁ無駄だよな?笑」










悠くんと喋るのは楽しくて
どんどん話が弾む







ドンッ






「ちょっと黙れ」








「すいません!隼人さん!以後気をつけます!」




「もうもどれ」






「はい!じゃぁね由月」







「え?うん。ばいばーい!!」