「彼女“でも”って、そんな軽いノリで作れるわけないだろ。そんなの、女の子に失礼だ」 「男前だねえ~、海斗クン。」 こんなふうに言われたら、ほめられてるのか貶されてるのかわからない。 「とにかく、俺は残りの1年は平凡に平穏に暮らすんだ」 元々、平凡だけどな。 「ちぇ、つまんねーの」 2年越しに君と再会したときが夢の終わりであるなら、 これから一体何が始まるのだろうか。 俺は君と出逢えた“今”を大切にしたい。