いよいよ学祭当日。 ステージに上がるギリギリの直前まで、薺ちゃんと振りやフォーメーションの確認をしていた。 「ハイ、川上さんと増川さん、ステージ入って!」 「よし、美和、頑張ろう!」 「うん!」 裏方の子の指示で薺ちゃんと手を重ねる。 「頑張るぞ!」 「オォー!」 重ねた手を上に、拳をつくる。 そして、ステージに上がった。