新米教師"L"

プルルルッ…

「…んぁ!? カノンからだ」

セイは、フワと一緒に寮にいた。

「セイ、顔、緩んでるよ」

フワが笑いながら言い、そんなフワもニコニコと嬉しそうだった。

しかし、セイはカノンに間違えられ、殴られたことを思い出した。

「ゆ、緩んでねぇよっ!」

「てか、早く出ろよ」

「…っ!? れ、連城崎!?」

いきなり現れたエルに、セイは驚いた。

「てめぇは関係ねぇだろ」

素早くいつものクールさを取り戻したが、
エルは拗ねたような顔をして言った。

「関係なくねーよ。お前らが喧嘩してると教室の空気が重いんだよ!」

若干キレ気味に言うエルを無視し、セイは携帯を耳に当てた。

「…なんだよ」

『せ、セイ…! 俺…、最低だ…! ツヤちゃんが…、殴られてて、
俺…っ、ダメだ…!!』

苦しそうに言うカノンに驚き、三人は眉間にシワを寄せた。