「おま…っ! 君たち!!」
部屋着のような格好をしたエルと竜は、職員室に駆け込んだ。
職員室には顔や体のあちこちに傷をつくった1Dと、寮を使っている教師、
冠嶋原校長がいた。
1Dの生徒は、面倒臭そうにエルの方を向く。
「どういうこと…っ、ですか!?」
エルの問いに、冠嶋原校長が口を開く。
「この子たちが、繁華街で喧嘩をしたんだよ。
相手はもう逃げていたようだがね。警察が発見したんだ」
1Dはなにも言わず黙っている。
体育教師、剛丹 宰(ごうたん おさむ)が怒鳴った。
「黙ってないで何とか言えェ、貴様らァッ!!
寮を抜け出したこと、喧嘩を起こしたことについて、謝罪は無いのかッ!!」
すると、セイがだるそうに口を開いた。
「あっちの方から喧嘩売ってきたんだッつっても、信じねぇだろ。
謝罪なんかするかよ、馬鹿じゃねぇの…!? くっだらねぇ。
おい、行くぜ、お前ら」
セイたちは、机を蹴ったり教師を睨んだりして出ていった。
「…!」
エルは、なにも言えず、悔しそうに唇を噛んでいた。
***
部屋着のような格好をしたエルと竜は、職員室に駆け込んだ。
職員室には顔や体のあちこちに傷をつくった1Dと、寮を使っている教師、
冠嶋原校長がいた。
1Dの生徒は、面倒臭そうにエルの方を向く。
「どういうこと…っ、ですか!?」
エルの問いに、冠嶋原校長が口を開く。
「この子たちが、繁華街で喧嘩をしたんだよ。
相手はもう逃げていたようだがね。警察が発見したんだ」
1Dはなにも言わず黙っている。
体育教師、剛丹 宰(ごうたん おさむ)が怒鳴った。
「黙ってないで何とか言えェ、貴様らァッ!!
寮を抜け出したこと、喧嘩を起こしたことについて、謝罪は無いのかッ!!」
すると、セイがだるそうに口を開いた。
「あっちの方から喧嘩売ってきたんだッつっても、信じねぇだろ。
謝罪なんかするかよ、馬鹿じゃねぇの…!? くっだらねぇ。
おい、行くぜ、お前ら」
セイたちは、机を蹴ったり教師を睨んだりして出ていった。
「…!」
エルは、なにも言えず、悔しそうに唇を噛んでいた。
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