竜に意地悪く微笑まれ、エルはますます解らなくなっていった。

「言う、こと…?」

竜はうんうんと頷いている。

エルは顔を上げた。

「"お前嫌味な奴だな"、か?」

エルの頭に拳が落ちてきた。

「いってええぇぇっっ!!!?」

「当たり前だろ。ふざけんじゃねーよ」