「―――てめえ、もっぺん言ってみろっての」

「何度でも言ってやろう。
お前らD組は俺のC組に勝つことはできない。」

「ぁあ?なんでんなこと言えんだよ」

「理由は様々だが、主に練習時間の差だ。お前らD組はせいぜい放課後にちらほら練習しただけだろう。しかしC組は、朝昼放課後と練習を重ねてきた。
そして、もう一つの理由は…」

「理由は?」

「お前が担任だから、ということだエル」

そう、この会話をしているのはC組担任の竜と、D組担任のエルだった。

目前に突きつけられた指を睨み、エルは負けじと指を突きつけ返す。