「お、おぉ…? おッ!!?」 すると、エルの脚が小石に引っ掛かり、ぐらりとバランスを崩した。 「うわっ、ちょっ…!」 「え、エル!」 無駄に空気を切るエルの手をセイは掴み引き寄せる。 そのまま当然の作業のようにエルを自分の胸に押し付けた。